こんにちは!うめこです。
私が実際にICL手術をして、どうだったのかをご紹介できたらと思い書くことにしました。
去年の2023年9月にICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けました。
この記事は、アラフィフ、老眼有り、乱視有り、強度の近視というマイナー?な条件での実体験とその後の感想を書きます。
実際はどうなの?というところをお伝えできたらと思います。
ICLが気になっている方の、参考材料の一つになれば幸いです。
1.ICLして良かったか?
私の場合はして良かったです。
もし過去に戻ることになっても、ICLはしておきたいです。
なぜなのかをメリット・デメリットでお伝えします。
2.メリット、デメリットは?
私の感じたメリット、デメリットは以下になります。
メリット | デメリット |
1.日常生活を裸眼で過ごせる | 1.老眼により近くは見えにくい |
2.QOLが上がった | 2.老眼により、朝起きてすぐはスマホの小さい文字に焦点が合わず見えにくい |
3.見た目が変わる | 3.治療費が高い |
2−1.メリット
まず、メリットからお伝えします。
1.ICLをする以前は、強度の近視だったため(裸眼0.06ぐらい)、眼鏡もしくはコンタクトレンズは必ず装着していました。
ICLを入れた今は、日常生活では目には何も付けていません。
後で書きますが、ハードコンタクトレンズだったため、目のゴロゴロ感や疲れ目に悩んでいました。
また、メガネを付けたり外したりの手間から開放されたのは大きいです。
朝起きてメガネを探さなくていいのは大きなメリットです。
2.QOLが上がった
上にも書きましたが、コンタクトレンズをすると目が疲れるため、ICLをする前は、家ではほぼメガネでした。
私は家でオンラインヨガを受けることがあります。
メガネを外すと講師の動きが見えません。
しかし、メガネを付けたままだとうつ伏せの姿勢やポーズによっては、メガネがずれたりと大変やりにくいわけです。
付けたり外したり、ヨガに集中できません…。
じゃあ、ヨガのときはコンタクトレンズを付けてすればいいのではないか?となります。
私は乱視があり、ソフトコンタクトレンズの乱視用も何度か試したのですが、合わず視力が出ませんでした。
そのため、ハードコンタクトレンズを使用していました。
ハードコンタクトレンズをしながらのヨガは、目のゴロゴロ感が気になります。
こういった経緯があるので、メガネを探したり、付けたり外したり、またコンタクトレンズ装着によるゴロゴロ感から開放されてQOLが格段に上がりました。
約30年ぶりにハードコンタクトレンズから開放されました。
3.メリット3つ目は、外見、見ためです。
強度の近視だったため、眼鏡の度数が高かったのです。
かけると目が小さく眠たそうな目になります。
また、相手側から私を見ても、眼鏡と輪郭の差が大きく、度数が高いメガネなんだなと分かる状態でした。
アラフィフだからもうそんなこと気にしなくて良いんじゃない?
最初はそう思っていました。
でも、人生まだこれからです。
2−2.デメリット
1.老眼のため、ICLをすると裸眼では近くは見えにくい。
メガネ、コンタクトレンズのときは、外せば近くの小さい字も見えました。
指に刺さっているトゲを探すこともできます。
しかし、老眼が始まっている今は、ICLをしたからといって老眼を矯正するわけではないので見えません。
老眼は、目のピントを合わせる筋力の調整ができなくなった状態だからです。
眼内コンタクトレンズは、手術で取り外しが可能ですが、自分で気楽に取り外しできるものではありません。
近くが見たい場合は、そのときだけ老眼鏡をかけるのがオススメです。
ICL手術を受ける前に、眼科医との面談で、老眼が始まると近くが見えにくくなることを前もって認識しておくのはとても重要です。
私の場合は、スマホや本はだいたい45〜50cm離して見るため、まだ老眼鏡は必要ではありません。
しかし、例えばアクセサリーの金具に書かれたロゴなどを見たい場合は、裸眼では見えません。
今は、ルーペを使っています。
たまに使用するので一つあると便利ですよ。
2.朝起きた瞬間、スマホの画面のメールやLINEの文字が見にくい。
目覚めた瞬間、掛け時計など離れたところにあるものは見えますが、近くのものに焦点が合いにくいです。
これは、ICLだけの問題というより、ICLと老眼が組み合わさったデメリットといえるのではないでしょうか。
人によって感じ方が違いますが、起きて直ぐは近くのものがより見えにくく感じます。
起床後10分ほど経つといつもの状態に戻ります。
3.治療費が高い。
ICLは、自由診療です。
ICL前の精密検査、眼内コンタクトレンズ代、手術費用、その後の定期通院代がかかります。
ICLは自由診療なので、健康保険は使えません。
乱視の場合は、通常のICL より割高になります。
健康保険は使えませんが、医療費控除が使えるので、ICLを受けた年の1月〜12月までの医療費を合計して確定申告すると良いですよ。
家族がいらしたら、家族分合計して医療費控除ができます。
ICLの手術を受けた翌年の確定申告で医療費控除の申請をしましょう。
3.伝えたいこと
手術の前の体験談は他の方がたくさん書いておられるので割愛します。
私がこれだけは伝えておきたいのは下記になります。
3−1.検査の日はサングラス必須!
瞳孔を開く検査をする日は、日傘や帽子とサングラスが必須です。
8月に検査をしたのですが、帰り道眩しくて仕方がなかったです。
バスの標識を見たいのですが瞳孔が開いたままで夏の日差しが眩しくて顔が上げられませんでした。
急きょバスからタクシーへ変更しました。
翌日、10年ぶりくらいに口唇ヘルペスができました。
口唇ヘルペスは免疫力の低下や紫外線をたくさん浴びたときにできやすいとあります。
原因はわかりませんが、瞳孔が開いた状態で外を歩くのは本当に辛かったです。
しかも真夏でしたので。
瞳孔を開く検査をするときは、帰りのことを考えて、日傘、帽子、特にサングラスを持参するといいですよ。
3−2.ベテランの眼科医が良い
ICLを入れることによって、視力を上げれば上げるほど良いというわけではありません。
自分の生活にあったスタイルに持っていくのが良いです。
日頃、遠くを見る作業が多い方はそれなりの視力が必要です。
私の場合は日常生活を快適に送ることが一番の目的でした。
視力を上げることだけにとらわれると、老眼が始まったときに近くが見えにくくなることなど詳しい説明がありました。
ベテランの眼科医による眼内コンタクトレンズの度数の調整が重要です。
4.足りないところを足す
今現在は老眼鏡は不要ですが、年齢が進んで老眼鏡が必要になるときが来ると思われます。
そのときは、必要に応じて近くを見るときは老眼鏡を掛けることを考えています。
また、視力は1.2〜1.5あるので、運転には困りません。
ですが、夜の運転、雨の日は度数の入っていない弱い乱視用のメガネを掛けることにしています。
これを掛けることによって夜間、雨の日の運転がより見えやすくなりました。
日常生活は裸眼、状況によって必要なものを足して使うことで快適に過ごせます。
ICL手術をしている病院のHPなどから探し、実際に眼科医より話を聞くことでよりイメージをつかみやすくなります。
目というとても大事な場所ですので、よくご検討されることをおすすめします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。